ベッティングシステム

カジノで行われるゲームはギャンブルですから、必ず勝つ法則というのはありません。
しかし、一定の法則で賭け続けることによって勝率を上げることはできます。
これがベッティングシステムというもので、それにはいくつかの種類があるのです。


ベッティングシステムは、行われるゲームに対してどのようにお金を賭けるかという方法であり、ブラックジャックのストラテジーのように一つ一つのゲームの勝率を上げるというものではありません。
そのため、基本的にはどのゲームでも応用が可能で、カジノでは多くの人が利用している方法になります。


負けを少なくするためのベッティングシステムもあれば、勝った時の利益を上げるためのベッティングシステムもあり、その方法は様々ですので自分に合ったやり方をみつけるようにしましょう。



マーチンゲール法

ベッティングシステムの中でも最も有名なのがこのマーチンゲール法です。
古くからギャンブラーに使われてきた、カジノではごく一般的な方法になります。
マーチンゲール法のやり方はとてもシンプルで、「負けたら次はその倍の金額を賭ける」だけです。
初心者でもわかりやすく、それでいて有効な方法なのが人気の理由です。
初めに1ドルを賭けて勝負をして、負けたら次のゲームは2ドル、それでも負けたら次は4ドル、という風に掛け金を増やしていきます。
そうすると、3回目の4ドルを賭けたゲームの前に使ったお金は3ドルですので、勝てば1ドルは必ず儲かることになるのです。
どれだけ回数を重ねても、理論上は最後に1回勝てば1ドルは儲かることになるのがこのマーチンゲール法の特徴になります。
ただし、負けが先行した場合いくらやっても儲けが少ないことや、資金が少ない人が負け続けた場合、最後に1回勝って回収するまで資金が続かないというリスクもあります。
また、カジノによっては賭ける金額に上限が設けられていることもあり、その場合にはいくら資金があっても回収に至らないこともあるので注意しましょう。


バーレー法

バーレー法は、別名「逆マーチンゲール法」とも呼ばれる方法で、「勝った時に賭け金を2倍にする」というものです。


初めの賭け金を1ドルとした場合、その1ドル以外は勝ったお金を賭け続けることになるので、リスクが非常に少ないやり方になります。
負けても損をするのはたったの1ドル、しかも連勝すれば利益も大きいため、資金が少ない人でも楽しめるのがその特徴です。

連勝することが利益を出す条件になるので、配当が高いけど勝ちにくいゲームよりは、配当は2倍程度だけど1/2の確率で勝てるルーレットの赤黒などのゲームがおすすめ。
また、引き際が大切なので、「何連勝したら一旦引く」というルールを自分で決めておくようにしましょう。


テンパーセント法

テンパーセント法は、その名のとおり「常に持ち金の10%を賭ける」という方法です。
配当が2倍のゲームであれば、100ドル持っていたら1回目は10ドルを賭け、勝てば110ドルになるので次のゲームには11ドルを、負ければ90ドルになるので次のゲームは9ドルを賭けるようにします。
負け続けるとすぐになくなってしまうのでは?と一瞬思いますが、持ち金が減ると賭ける金額も減るので、100ドルが無くなるまでには28回ほどかかる計算になり、非常にリスクの少ない賭け方といえます。
勝っているときは資金をどんどん増やし、負け続けても緩やかにしか資金が減らないのがこのテンパーセント法のメリットで、損失を低く抑えたいという人には向いている方法です。
ただし、このテンパーセント法は、勝率が半々の場合には理論上必ずマイナスになるという計算があり、それがデメリットだといえるでしょう。


モンテカルロ法

モンテカルロ法は、モナコのカジノを一夜で潰したこともある有効なベッティングシステムです。
比較的リスクが少なく、それでいてトータルの勝率を上げるこができるというのがその特徴で、人気の高い賭け方のひとつだと言えます。
数列の数字を賭けていくという方法なので、手元に数列をメモしながら行わなければならず、それがやや面倒ではありますが、やり方自体はそれほど難しくはないので一度試してみるといいでしょう。
まず1ドルが始めの数とした場合、数列は1・2・3となります。賭けるのは数列の両端の数字を足した金額で、負けると数列の右側にひとつ数字を増やします。
勝った場合は数列の両側から数字を2つずつ消します。
そうして数列がなくなったり数字がひとつだけになったら終了で、その時点ではトータルの数字がプラスになっているというのがモンテカルロ法の考え方です。
資金に余裕がある場合には、負けた時に右側に足す数字をその時の賭けた金額にするという方法もあり、こちらの方がリスクは高くなりますがリターンも大きくなります。

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